日本基礎心理学会
日本基礎心理学会とは お問い合わせ サイトマップ HOME
学会について
お知らせ
イベントのご案内
大会
フォーラム
公開シンポジウム
共催・協賛の研究会
入会案内
学会誌
優秀発表賞
優秀論文賞
研究活動助成制度
リンク
イベントのご案内
過去のフォーラム

【平成28年度第2回フォーラムのご案内】

「身体と知覚・認知」(仮題)

 2016年度第2回フォーラムを,下記の通り開催いたします。お誘いあわせの上,ふるってご参加ください。

【日時】
2017年2月5日(日)13:00〜17:30
【場所】
熊本大学くすの木会館 (黒髪北キャンパス)
http://www.kumamoto-u.ac.jp/campusjouhou/kurokamikitaku
【企画・司会】
寺本 渉(熊本大学)
【趣旨】
姿勢や運動など身体の状態が知覚・認知に影響を与えることは,アフォーダンス研究を含め古くから報告されています。近年では,認知神経科学の発展によって特定の知覚・認知機能と脳活動との関係が明らかになるにつれ,身体と知覚・認知は人間の生涯を通じて深い関わりがあることが改めて指摘されるようになってきました。また,現在では医学や工学分野と連携した学際的研究も盛んに進められています。そこで今回は身体の知覚・認知と知覚認知の基盤としての身体に焦点を当てたフォーラムを開催致します。
【講演概要】
雨宮 智浩 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部 感覚運動研究グループ)
「触覚・身体感覚の錯覚を活用した情報提示技術と身体像の理解」
触覚・体性感覚は人間の五感の中でも特に身体の状態と密接に関わる感覚であり,触知覚は接触対象と自己身体とのあいだの相対運動によって生み出される.本講演では触覚受容器の時空間特性や身体の構造制約が生み出す歪みに着目し,触知覚機序を理解すると同時にそれらを工学的に応用した情報提示技術について紹介する.また,身体活動に伴って生じる適切な多感覚情報を呈示することで擬似的な追体験の実現を目指し,歩行感覚や移動感覚を生み出す多感覚情報呈示技術の開発してきた.その要素技術によって生じる身体像や世界像の変化について紹介する.

大内田 裕 (東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野)
「幻肢を通してみる脳の中の身体」
事故や病気により身体の一部を失うと,失った身体部位が依然として存在するという現象が古くから知られており,幻肢と呼ばれる.この幻肢は,四肢切断を行なった90%以上の患者に見られ,そのうち6〜7割りの患者において,その幻肢に痛みなどの異常な感覚が生じることが報告されている.なかでも,幻肢に痛みが生じる場合は,幻肢痛と呼ばれ,存在しない四肢に痛みを感じるため,治療に困難を来す場合が多い.この幻肢痛に対しては,鏡を用いた鏡療法が治療効果を示すことが広く知られている.しかしながら,実際の臨床場面においては,鏡療法には問題は多く,その使用を諦める場合が多い.そこで,幻肢痛に対する我々が行っている介入とそれにより得られた知見を紹介する.

川越 敏和 (島根大学医学部第三内科)
「高齢者における認知・運動能力と脳内ネットワーク」
高齢化は誰もが認める本邦における社会問題の1つである.加齢による認知機能の低下は避けられず,それにより生じる事故や問題は枚挙に暇がない.一方で,いつまでも若々しく生活する「高機能な高齢者」が存在することも事実である.本講演では,高齢者の認知・運動機能の個人差に焦点をあて,個人差を生み出している神経基盤やそれらの心理・認知神経科学的モデルに触れながら,脳内ネットワークからみえてくる高機能な高齢者の特徴について紹介する.

平井 真洋 (自治医科大学医学部先端医療技術開発センター脳機能研究部門)
「身体に根ざした社会的認知の生涯発達:身体の「内側」と「外側」の視点から」
本発表では,社会的認知において重要な役割を担う身体の役割を「内側」と「外側」の視点から考察する.身体の「外側」の役割として,身体の動きに埋め込まれた社会的情報処理の定型・非定型発達変化,さらにはその神経基盤について紹介するとともに,疾患検出のバイオマーカーの可能性について議論する.身体の「内側」の役割として,自己の運動能力が他者行為理解,さらには他者視点取得能力にどのように関係するか,更には座標系の問題としてどのように帰着できるかについて,神経変性疾患,非定型発達児を対象とした一連の研究を紹介する.社会的認知における身体の役割を「内側」と「外側」という視点から考察し,今後の研究の展開について議論したい.
※敬称略・五十音順
【参加資格等】
参加費無料・参加申込不要。
どなたでも聴講できます。
【共催】
熊本大学拠点形成研究「心の可塑性研究ユニット」(代表:積山 薫(熊本大学))

戻る

 

All rights reserved by the Japanese Psyconomic Society