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過去の公開シンポジウム
  2001年度 公開シンポジウム
日本基礎心理学会では,本年度の公開シンポジウムを下記の要領で開催いたします.みなさまのご参加を心よりお待ちいたしております.
講演と交流の集い
心理を科学する−基礎心理学への誘い−
【会期】
2001年10月20日(土) 13:30〜18:00
【会場】
中京大学ヤマテホール(中京大学名古屋キャンパス)
地下鉄鶴舞線「八事(やごと)」駅下車徒歩約 5 分
【主催】
日本基礎心理学会
プログラム
【第I部 入門講義 (13:30〜14:15)】
心理学が対象とする「心」とはなにか、「心理」はどのようにして明らかにされるのかなど、現代心理学の実像を示す。
演題:「心理をどう解き明かすか」
講師:辻敬一郎(日本基礎心理学会理事長,中京大学心理学部)
【第II部 研究紹介 (14:20〜16:50)】
基礎心理学領域の研究の具体例や成果を紹介する。
演題:「脳の活動から心を探る」
講師:木田光郎(愛知学院大学文学部)
(休憩 / 15:00〜15:30)
演題:「動物実験から学べるものは?」
講師:平田昭次(中京大学心理学部)
演題:「宇宙空間に適応する心のはたらき」
講師:古賀一男(名古屋大学環境医学研究所)
【第III部 研究室紹介と交流 (17:00〜18:00)】
基礎研究を行っている大学の研究室の活動をパネル展示によって紹介するとともに、参会者が若手研究者と交流できる場を設ける。
司会:佐藤隆夫(日本基礎心理学会常務理事,東京大学人文社会系研究科)
平成13年度文部科学省科学研究費補助金研究成果公開促進費「研究成果公開発表(B)」補助事業
【講演と交流の集い「心理を科学する」に参加しませんか】
 猛威をふるった暑さも衰え、虫の音が秋の訪れを告げています。夏休みが終わって、皆さんはそれぞれ充実した毎日を過ごしておられることと思います。

ところで、現実に眼を向けますと、私たちの周囲では心痛む社会的問題が次々に発生していますが、多くが心のありようが原因となっていると思われるところから、その解決を心理学に期待する気運が高まっています。皆さんの中には、そのような要請に応える社会貢献をめざして心理学を専攻しようとしている人たちも少なくないでしょう。また、多様な心理現象の背後に潜む法則性に興味をもっている人たちもおられるだろうと思います。

 近ごろ、街には「心理学」の名を冠した出版物が出回っています。しかし、中には問題について根拠の乏しい解決法を提唱しているものや、心理学の現状について偏った紹介をしているものなどがあって、この学問分野の実像が正確に描かれているとは限りません。とりわけ、心理学の基礎研究については、その特徴や意義がかならずしも充分に伝えられていないように思います。

 日本基礎心理学会は、1981年発足以来、心理学基礎領域における研究成果を蓄積するとともに、隣接諸分野と連携して神経科学や認知科学などビッグサイエンスの推進に参画してきました。また、地味ながら成果の応用にも努めてきました。
 本学会では、基礎心理学の面白さや研究の深みを、特に将来の学術を担う若い人たちに知っていただこうと、高校生・大学生の皆さんを対象にした成果の公開を始めました。昨年度は東京を会場に開催しましたが、関東一円から多数の方々に参加していただき盛況のうちに実施できました。

 そのことに力を得て、学会では今年度、名古屋で集まりをもつことにしました。この集まりでは、どのような方法で「心理」を解き明かすのか、基礎研究の領域でどのような課題について研究が進められているのかについてお話しするとともに、名古屋地区の大学で行われている心理学の基礎研究のもようをパネル展示して、皆さんが若手研究者と交流できる場を設ける予定です。
 この機会を通じて、活字からだけでは伝わりにくい「学問の魅力」を感じ取っていただきたいと思います。ぜひ誘い合わせてご参加ください。

日本基礎心理学会
理事長 辻 敬一郎

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