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【日本基礎心理学会2012年度第2回フォーラムのご案内】 |
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本フォーラムは大勢のみなさまのご来場をいただき盛会の中に終了しました。ありがとうございました。 |
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「基礎心理学のための基礎研究:網膜,遺伝子,インタフェース」 |
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2012年度第2回フォーラムを下記の通り開催いたします。お誘いあわせの上,ふるってご参加ください。 |
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【日時】 |
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2013年3月2日(土) 13:30〜17:00(受付開始 13:00) |
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【場所】 |
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【企画・司会】 |
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【趣旨】 |
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今回のフォーラムでは,基礎心理学の基礎をなす問題の最先端を研究する3名の研究者をお招きし,基礎研究・先端研究について紹介して頂きます。専修大学 人間科学部心理学科の石金浩史准教授は,主に網膜神経細胞の反応から動物や人の視覚認知を追求する研究について神経生理学の立場からお話しされます。藤田保健衛生大学 総合医科学研究所の宮川剛教授は,遺伝子改変マウスの行動レベルの表現型の解析により,遺伝子と行動・精神疾患の関係を解明する研究についてお話しされます。電気通信大学 人間コミュニケーション学科の梶本裕之准教授 は,触覚を中心にヒトの感覚知覚を根底からゆさぶるヒューマンインタフェース研究についてお話しをされます。 |
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【講演概要】 |
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石金 浩史(専修大学)
「網膜からのマルチニューロン記録と行動実験による視覚系の解明」
外界の視覚情報は最初に網膜で活動電位のパルス列に変換され,脳に出力される。本講演では,薬理学的手法や遺伝子改変を中心とした分子生物学的手法を導入した上で,網膜の出力と視覚誘発性行動との対応関係を調べることで多面的かつ実証的に視覚情報の符号化を調べた研究を紹介する。運動方向選択性および運動残効の神経基盤の同定や,広領域の情報統合をおこなうポピュレーションコーディングの研究を中心に取り上げる。 |
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宮川 剛(藤田保健衛生大学)
「遺伝子・脳・こころ:遺伝子改変マウスを用いた研究から」
演者はこれまでに多数の系統の遺伝子改変マウスの心理学的特性を評価してきた。この研究を通じて,精神疾患様の行動異常のプロファイルを示す複数の系統の遺伝子改変マウスに共通して脳の一部が未成熟な状態に留まる「未成熟脳」という現象が見られること,精神疾患患者の死後脳でも同様なことが生じていることを発見した。本フォーラムではこの現象について紹介するとともに,今後,急速に普及すると予想される個人向けゲノム解析と心理学の関係についても議論を行う。 |
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梶本 裕之(電気通信大学)
「運動と情動を制御する触覚インタフェース」
従来インタフェース技術は,「ヒトと世界との界面(interface)を対象とした入出力技術」とされてきた。しかし誰もが莫大な情報を認識して行動につなげなければならなくなった現代と未来においては,インタフェース技術を 「認識と行動の界面をスムースに接続する技術」として再定義する必要がある。本講演ではこの観点から,特に触覚への呈示によって運動および情動を制御・誘発可能であることを事例とともに示す。 |
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【参加資格等】 |
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参加料無料・参加申込不要。
どなたでも参加できます。 |
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【共催】 |
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