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【日本基礎心理学会2011年度第1回フォーラム】

「社会的認知およびその発達と障害」

 たいへん多くの方々のご来場をいただき,活発な議論がなされました。ご参加くださった皆様に厚く御礼申し上げます。
【日時】
2011年5月22日(日)14時00分〜17時00分
 
【場所】
東京大学本郷キャンパス 法文2号館2番大教室
 
【企画・司会】
永井 聖剛(産業技術総合研究所)
 
【話題提供者】
月浦 崇(京都大学)
千住 淳(Birkbeck, University of London)
 
【企画の趣旨】

 近年,基礎心理学では社会的認知や対人相互作用に関するテーマが研究の一分野として捉えられるようになってきました。対人認知,共同注意,心の理論といった様々な社会的要因が,ブレインイメージングも含めた多様な手法を用いて研究され,重要な知見が続々と報告されています。ミラーニューロン,ソーシャルブレインという用語は一般社会にも広く知られ,その注目度は非常に高くなっているといえるでしょう。
 そこで,本フォーラムでは,当該分野の研究を国際的レベルで牽引する研究者をお招きし,対人印象と認知・記憶,コミュニケーション,心の理論,視線認知,自閉症スペクトラム障害などのトピックに関して最新の研究成果をご紹介いただき,今後の展望・課題も含め議論する機会を持ちたいと存じます。
 本フォーラムは日本認知科学会「パターン認識と知覚モデル(P&P)」研究分科会との共催イベントとして開催いたします。入場無料・申込不要でどなたでも参加できますので,皆さまお誘いあわせの上ご来場ください。

 
【講演】
月浦 崇(京都大学)
「顔に由来する社会的情報と認知・記憶の関連についてのfMRI研究」
 私たち人間は,他人とコミュニケーションする際に顔から多くの社会的な情報を得ている。また,そのような社会的情報は,他者の顔を認知し,記憶する過程にも影響を与えている。本講演では,表情や顔の魅力,顔から受ける性格の第一印象が,顔の認知や記憶に与える影響とその脳内メカニズムについて,講演者がこれまで行った脳機能イメージング研究を紹介する。本講演を通して,社会的存在である人間が他者をどのように認知し,記憶していくのか,について神経科学の目を通したアプローチを紹介したい。

千住 淳(Birkbeck, University of London)
「社会的認知の自発性と自閉症スペクトラム障害」
 ことばによる教示が不可能であり,旧来型の認知実験には乗ってこない乳幼児も,彼ら・彼女らの自発的な社会的反応を引き出す実験を行うことにより,心の理論など高度な社会的認知能力を示すことが,乳児研究の進展により明らかとなってきた。一方,演者らの最近の研究により,旧来型の認知実験では十分に高い社会的認知能力を示す高機能自閉症者において,定型発達の乳児期から見られるような自発的な社会的認知が見られないことが示唆されている。本講演では,こういった自発的な社会的認知の定型発達,および自閉症におけるその障害の基盤について議論する。

 
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